君たちはゾンビのように復活し、何度だってやり直す。
BiSの3度目のおでまし、初のボロフェスタはここ、地下ステージから始まる。

2016年、街の底ステージに現れた2度目のBiS。あの時のことは、今でもよく覚えている。
1曲目の「Give me your love 全部」が始まったとき、すべての時間が巻き戻った気がして、「ああ、本当に帰ってきたんだ」と涙が出たものだ。
あのときの彼女たちは残念ながら、ここにはいないが、その名を受け継ぎ、
また新たな物語が始まったことは、大変うれしく思っている。
この日はメインステージにて、ゲリラ・ライヴも開催された。
既にメインを張れるくらいの人数が集まり、繰り広げられた熱いパフォーマンス。
その熱量とともに、彼女と研究員は地下に移動するのだった。
もちろん、街の底STAGEは入場規制で超満員!
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まずは1曲目「STUPiD」が始まる。
先ほどのゲリラ・ライヴでも披露されていたこの曲。
振りを覚えたての人も、そうでない人も、大きな歓声とともに力いっぱいの動きで彼女たちを盛り上げる。そして続いては、「STUPiD」。そしてやっぱり、次の曲ももちろん「STUPiD」。
彼女たちのライヴではもはやお馴染みの3連続披露に、研究員はとくに驚く様子もなく、疲れる様子もなく、ただひたすらに肩を組み、一緒に髪を振り乱し、楽しく騒いだ!
途中、トギー、ネオ・トゥリーズ、チャントモンキーの3人が、イトー・ムセンシティ部を持ち上げるなど、組体操のようなポーズを何度か決めており、彼女たちの息もばっちりだった。
「STUPiD」はイントロがノイジーなぶん、「またこの曲か~?!」って思うことは「nerve」ほどはなかったのだけれど、3回目ともなると漂うカオスな空気はやはりクセになる。

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続く、「BiS-どうやらゾンビのお出まし-」、教師との複雑な関係を歌った「teacher teacher teacher」など、100%最新アルバム『Brand-new idol Society』からの選曲。終盤は、「STUPiD」と同様ゲリラ・ライヴで話題になった「thousand crickets」で、再びラジオ体操&ヘドバン&スクワットで終了。彼女たちの汗で濡れた前髪からこちらを覗く目は、冷静なようで興奮を隠しきれない様子だった。

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2019年、BiSはかつてとは違う空気になった。
楽曲、歌唱、パフォーマンスともにこれまで以上に力強くなっているし、
何よりも、そのパンク精神は、どの時期にも負けないように感じた。
また、メンバーの髪色は全員黒で、衣装もシンプル。まだ何色にも染まっていない。
アイドルという概念を今一度考えさせ、一新させるような、見せ方である。
もう「あのころはどうだった」とか、そういう話ではなくなっている。

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BiSが見たかった世界は、BiSHが掴みとったものだと思っていたのだけれど、
もしかして、それは違うのかもしれない。
そうじゃなかったとしたら、君たちの目的はなんだい?
それを知るためにも、3度目の世界をもっと見ていきたい、記録していきたい。
そう思えたライヴだった。