三日間開催されたボロフェスタ2017、ラストを飾るのは大森靖子! 台風が直撃しているにもかかわらず、フロアにはたくさんのお客さんが残っている。マンモスSTAGEに登場し、ステージ中央に設置されていたピンク色の十字架を担ぐと、ステージ後ろのカーテンが開きステンドグラスが現れる。

「感情のステージに上がってこい!!!」そう彼女が叫んだ瞬間会場の空気は彼女のものに。フロア前方ではピンク色のサイリウムが光る。

IMG_8789


ピンク色の照明や真っ白の衣装、ステージ上に設置されたぬいぐるみなどの可愛さと、彼女の歌声や叫び声、激しい動きといった力強さが対照的でどんどん彼女の世界に引き込まれていく。


MCでは台風だということで「帰れますか?ずっとやろっか、じゃあ」と発言。ずっとできるわけはないけれど、そういったアーティストの言葉は観ているものをなんだか嬉しい気持ちにさせてくれる。


20171022-IMG_7256


4曲目「M」では演奏されている楽器がキーボードのみになったことにより、彼女の歌に使われている力強い言葉たちが包装してるものを失った状態で刺さる感触がした。
マイクを通さずに歌っている姿が印象的で、その声はホール全体に響き渡っていた。

「マジックミラー」の途中、ギターを担ぎ上げながら歌う場面では、力を分けてもらったような感覚がした。

20171022-IMG_7225


「音楽は魔法ではない」という言葉を声色を変えながら何度も彼女は繰り返す。そして本編最後の曲「音楽を捨てよ、そして音楽へ」が始まる。
曲の途中で歌も演奏も止まる瞬間があり、そのときの静寂が美しかった。

「あなたがあなたのことをどんなに醜く思ってもあなたたち一人一人の人生は美しいです」そう言って客席を指差し彼女は去っていった。

IMG_8848


アンコールでは一人で登場し、音楽に救われたかどうかで変わるということ、音楽にお金を払って本物をみることは財産になるのでおすすめするということ、音楽活動に勝ち負けがあるとしたら続けるか続けないかなので自分はこれからも続けたいということを話したあとスポットライトに照らされながらアカペラで「さようなら」を披露した。

「明日からも頑張っていきましょう大森靖子でした」と終了した彼女のライヴは間違いなく明日から頑張る力を貰えるものだった。